歳内宏明の出身高校

歳内宏明 プロ野球選手

歳内宏明卒業高校
聖光学院高校 偏差値 福島県高校偏差値ランキング
プロ野球選手ランキング
4207位 / 4783人中 プロ野球選手別偏差値ランキング
性別
男性
生年月日
1993年7月19日生まれ

歳内 宏明(さいうち ひろあき、1993年7月19日 - )は、阪神タイガースに所属するプロ野球選手(投手)。

兵庫県尼崎市出身。小園小3年から「猪名川エンジェルス」で野球を始め、中学時代は田中将大を輩出したボーイズリーグの宝塚ボーイズに所属し、高校は福島県の聖光学院高校に野球留学した。歳内のこの野球留学には、宝塚ボーイズの奥村幸治監督の勧めがあったからだという。

2009年(1年生)秋からベンチ入りしたが、自身の精神面の弱さから打たれだすと止まらなくなる傾向があり、2年生になった段階でも4、5番手の投手であった。

2010年(2年生)の6月にスプリットを習得すると文字通り大化けし、エースナンバーを背負うまでに成長した。また、同年の夏の予選直前には先輩投手の故障が重なり、エースとしての自覚が生まれ精神的に大きく成長したことも大化けの一因となった。夏の第92回全国高等学校野球選手権大会では、初戦となった2回戦で同年春の第82回選抜高等学校野球大会でベスト4入りしたエースの有原航平(現・日本ハム)らを擁する広陵高に1-0で完封勝利を挙げると、続く3回戦では山田哲人(現・ヤクルト)を擁する履正社高に勝利した。準々決勝で同大会の優勝校であるエース・島袋洋奨の興南高(現・ソフトバンク)に3-10で敗れたが、ベスト8入りし注目を集めた。

しかし、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震で伊達市内にある聖光学院高校のグラウンドや寮も被災し、歳内も地元の兵庫に帰省した。約2週間後に野球部の練習が再開され、練習と並行して部員たちは支援物資の運搬などのボランティア活動を行なった。同年夏の第93回全国高等学校野球選手権大会では、1回戦の日南学園高戦では延長10回の末5-4で勝利するも続く2回戦の金沢高戦では釜田佳直(現・楽天)との投げあいの末、2-4で敗れたが2試合で合計30奪三振を記録した。試合後、歳内は「被災地の思いを背負うと言ってきました。チームのみんなにも、福島の人にも申し訳ないです。」と涙ながらに語った。

2011年8月28日から開催された第9回AAAアジア野球選手権大会では、日本代表に選出された。

2011年10月27日、プロ野球ドラフト会議で阪神タイガースから2位指名を受け、11月25日に契約金6000万円、年俸720万円で入団合意した。背番号は26。聖光学院高からは、初のプロ野球選手の誕生となった。

2012年には、ウエスタン・リーグの公式戦で、8月末までに4勝2敗、防御率2.32という好成績を記録。9月2日の対広島東洋カープ戦(甲子園)で、先発投手として一軍デビューを果たした。しかし、同月17日のDeNA戦(甲子園)での先発登板を視野に二軍で調整していた13日の練習中に腰痛を発症。結局、先発を回避したばかりか、一軍への再昇格を果たせないままシーズンを終えた。シーズン終了後の11月には、秋季キャンプへの参加を予定していたが、体調不良を理由に参加メンバーから外れている。

2013年には、春季キャンプからの二軍調整を経て、4月7日にこの年初めての出場選手登録。救援要員として5試合に登板したが、被安打4本のうち3本が本塁打で、5失点を喫するなど精彩を欠いた。同月24日に登録を抹消されると、そのままシーズンを終えた。なお、6月には、1年先輩の投手・岩本輝と共にミニキャンプでの調整に専念。ウエスタン・リーグの公式戦では、12試合に登板したが、2勝3敗、防御率4.87という成績にとどまった。

2014年には、春季キャンプを一軍選手主体の「沖縄組」で迎えた。3月21日のウエスタン・リーグ公式戦でオリックス・バファローズを相手に「開幕投手」を務めると、4月10日の対横浜DeNAベイスターズ戦(甲子園)で一軍公式戦2年振りの先発を経験(詳細後述)。7月30日の対東京ヤクルトスワローズ戦(甲子園)では、2点ビハインドの4回表無死満塁から救援で登板したところ、2つの三振を奪うなど無失点でピンチを凌いだ。さらに、交代後にチームが逆転したことから、一軍で初めての勝利投手になった。レギュラーシーズン全体では、一軍公式戦13試合(先発で3試合)に登板。さらに、レギュラーシーズンを2位で終えた一軍がクライマックスシリーズを突破したことから、レギュラーシーズンでの登録・登板実績を基に日本シリーズへの出場資格を得た。福岡ソフトバンクホークスとの対戦になった日本シリーズでは、第3戦(10月28日・福岡ヤフオク!ドーム)に唯一登板。7回裏からの救援登板で、2イニングを無失点に抑えた。シーズン終了後の11月11日に甲子園で開かれた「日本プロ野球80周年記念試合」でも、阪神・巨人連合チームの投手として、7回表に登板している。

2015年には、春季キャンプで前年に続いて「沖縄組」のメンバーに選ばれた。しかし、キャンプ中に右肩を痛めてからは二軍で調整。6月14日に、この年初めての出場選手登録を果たした。8月19日の対讀賣ジャイアンツ戦(東京ドーム)5回裏には、能見篤史・歳内・山本翔也による継投で、球団史上ワーストの公式戦1イニング12失点を記録。先頭打者・長野久義からの4連打を含む6被安打で6失点の能見に代わって登板した歳内は、1被安打・2与四球・3失点という内容で、1死も取れないまま山本への交代を命じられた。レギュラーシーズン全体では、先発の機会こそなかったものの、一軍公式戦で自己最多の29試合に登板。試合序盤からのロングリリーフや、ビハインドの場面からの登板を中心に好投を続けた結果、1勝1敗2ホールド、防御率2.62という成績を残した。また、一軍のレギュラーシーズン3位で迎えたクライマックスシリーズでも、巨人とのファーストステージ第3戦(10月12日・東京ドーム)6回裏1死から救援で登板。1回3分の2を無失点に抑えて福原忍に後を託したが、チームはこの試合でステージ敗退が決まった。

スプリットフィンガード・ファストボール(SFF)が代名詞であり、平均球速138km/h、最速148km/hのストレートとスプリットで三振を量産する。

その他にツーシーム(シュート)、横に小さく変化するスライダー、緩いカーブを投げる。

フィールディングにも定評がある。

入団会見では、宝塚ボーイズの先輩である田中将大を目標として挙げている。

阪神入団3年目の2014年3月28日に、高校時代に知り合った女性との結婚を発表。同年4月10日には、夫人が長女を出産した。歳内自身は、長女の誕生当日に、DeNAとのナイトゲーム(甲子園)で先発。4回3失点で交代したが、チームは6-5でサヨナラ勝利を収めた。

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