楠安夫の出身高校

楠安夫プロ野球選手

楠安夫卒業高校: 高松商業高校偏差値 香川県高校偏差値ランキング
プロ野球選手ランキング: 1123位 / 4783人中プロ野球選手別偏差値ランキング
性別: 男性
生年月日: 1920年6月21日生まれ

楠安夫（くすのきやすお、1920年6月21日 - 2000年10月9日）は、香川県出身のプロ野球選手（投手、捕手）。

高松商業では投手として、徳島商業の林義一（のち大映）・松山商業の千葉茂（のち巨人）とともに、四国の投手ビッグ3と称された。

高校卒業後、1938年に東京巨人軍に投手として入団し、翌1939年には6勝を挙げる。1940年に三塁手、1941年に捕手にコンバートされ、1942年には応召した吉原正喜の後釜としてレギュラー捕手となり、90試合にマスクを被った。

戦後、1947年に阪急ブレーブスに入団してプロ野球界に復帰。しかし、阪急では戦前からの正捕手であった日比野武がいたために、しばしば一塁を守るなど出場機会には恵まれなかった。1950年の二リーグ分裂に伴って、新球団の西鉄クリッパーズに移籍し、笠石徳五郎と交互にマスクを被るが、翌1951年に西鉄と合併した西日本パイレーツから日比野武が移籍してきたため、約10年ぶりに巨人に復帰する。

巨人では藤原鉄之助を押しのけてレギュラー捕手となり、71試合にマスクを被って打率.292の好成績を挙げる。また、同年の南海ホークスとの日本シリーズでは、全試合にマスクを被って木塚忠助・蔭山和夫・飯田徳治ら「百万ドルの内野陣」の足をわずか1盗塁と完璧に封じ込み、巨人の2リーグ分裂後初の日本一に大きく貢献した。以降は、1952年にハワイから来日した広田順に押されて出場試合が徐々に減少、1955年に大洋ホエールズに移籍して、同年引退した。

1968年別所毅彦のサンケイアトムズの監督就任に伴ってコーチとなり、翌1969年まで務めた。