桂九雀の出身高校

桂九雀 落語家

桂九雀卒業高校
箕面高校 偏差値 大阪府高校偏差値ランキング
落語家ランキング
34位 / 129人中 落語家別偏差値ランキング
性別
男性
生年月日
1960年12月2日生まれ

桂 九雀(かつら くじゃく、1960年12月2日 - )は広島県広島市出身の落語家。本名は室屋 聖(むろや とおる)。上方落語協会会員(1994年脱会。2008年12月復帰)。

幼少のわずかの期間を生まれた広島で過ごした。 名古屋市立有松小学校(緑区)卒業後、大阪府箕面市へ転居。 中学(箕面市立第三中学校)以降は大阪在住で、大阪府立箕面高等学校を卒業。

1979年3月1日に2代目桂枝雀に入門。同年6月4日の「雀の会」での「東の旅発端~煮売屋」にて初舞台。

1984年4月~1985年2月、大阪市北区の太融寺にて「九雀パフォーマンス」という自身の落語会を6回開催。

1990年頃、大阪梅田の映画館「シネマヴェリテ」にて「九雀のらくごヴェリテ」という21:30スタートのレイトショーを不定期に開催。

1995年前後「九雀の可能性」という3席全てネタおろしという勉強会を開催。

2001年8月から「毎月九日(時々お休み)九雀の日」という投げ銭制の落語会を毎月開催。会名は「毎月九日頃九雀の日」「月並み(^_^)九雀の日」と変わっていった。

高座名の「九雀」から、平成9年9月9日に始めた「九月九日九雀の日」をトリイホールで、それ以外の月は、毎月9日頃を「月なみ(^o^)九雀の日」とし豊中市立伝統芸能館で落語会を行っていたが、後半は九日頃ではなく月の後半にやるようになった。しかしそのどちらも、2011年をもって終了した。

2012年6月からは「いきなり!(^^)!九雀の日」と称して、同じく豊中市立伝統芸能館で不定期に落語会を開催している。

2005年より始めた、複数で演じる新しい形の落語「噺劇」にも取り組む。 噺劇は考案当初は「しんげき」と読ませていたが、2011年10月公演から「はなしげき」と言う読み方になった。

所属事務所は米朝事務所。

同時に1996年に立ち上げた個人事務所・(有)落語工房での活動も行っていたが、2011年9月15日発行の「九雀月報」で2011年末に(有)落語工房を清算することを発表した。またその号をもって「九雀月報」も廃刊である旨記載されている。

1994年、桂枝雀一門が上方落語協会を脱会した際に脱会したが、2008年12月17日、同門の雀三郎、雀松、む雀(以上、枝雀門下)、雀喜、雀五郎、雀太(以上、雀三郎門下)とともに協会へ復帰した。む雀は脳溢血の後遺症で右半身と言語に障害が残るため、高座に上がることはなく、繁昌亭で鳴物を担当している。その際、九雀が補佐として必ず同行している。

まぐまぐにて「九雀通信」というメールマガジンを不定期で発行している(無料)。

2012年5月28日発行の「九雀通信」で「持ちネタ総入れ替え」を宣言。 過去の持ちネタを捨て、新しいネタに取り組むことを発表した。

出囃子は「楽しやな」。フォークシンガー北村謙の作曲。元々は「北村謙一座」のテーマ曲として作られた曲で歌詞もある。

「楽しやな、楽しやな、京の北野の上七軒に(ここは場所に応じて変わる)、愉快な一座のお目通り。

 落語の合間にクラ吹いて、おまけに時々ホラを吹く、昭和生まれの大正ロマン。

 粋にかけては日本一、桂九雀と申します。」

2席やる場合の出囃子は「スカイツリー音頭」。スタンダップコメディー「寒空はだか」の作曲。九雀自ら寒空に許可を貰って使っている。

趣味の将棋(箕面高校将棋部出身)はアマチュア三段の腕前。かつて発行していた「九雀月報」には、毎号、自作の詰将棋を発表していた。 また日本女子プロ将棋協会発行の「詰め将棋カレンダー」には2010年、2011年、2012年、2013年と連続して作品が掲載されている。 上方落語協会に将棋部を立ち上げて活動も行っており、「繁昌亭名人戦」という将棋部員による落語会を繁昌亭夜席で企画している。

演劇公演がきっかけで始めたクラリネットでは、プロミュージシャンとの共演も増え、今や、仕事の一部となっている。

1993年から始まった京都・南座での「歌舞伎鑑賞教室」(毎年4月開催・2010年は2月開催)では、第1回から解説をつとめている。

寄席三味線方の高橋まき(1968年~)は妻。長男・青空(1999年~)は、2007年からマジシャンとして舞台へ上がっていたが、今はやっていない。

自身の高座やコラム等で、長男・青空の不登校を公表していたが、2015年4月、高校へ進学した。

私生活でも和服を着用していることが多い。

ネタ数の豊富さは上方落語界では屈指。 2012年5月21日現在、下のものを合計して144題ある。 典を型通りやるもの。古典に新しい解釈、手法、落ちなど新味を加えたもの。新作。復活もの。と多岐にわたる。

但し、2012年5月28日発行のメールマガジン「九雀通信」で、以下の持ちネタを全て捨て、総入れ替えをする旨、表明。それ以前の持ちネタを「第1期・持ちネタ」。以降に手掛けたものを「第2期・持ちネタ」と呼称している。

但し、第1期持ちネタを決してやらないわけではないようで、時々は高座にかけている。

古典(79席)

作家による古典の新演出(30題)

「鰻の幇間」「恵比寿小判」「御公家女房(九雀版・延陽伯)」「大蛇山」「景清」「釜盗人」「神隠し」「軽石屁」「軽業講釈」「公家大根」「月宮殿星都」「五段目」「こぶ弁慶」「これこれ博打」「さくらんぼ」「皿屋敷」「三十石」「秋刀魚芝居」「寿限無」「たいらばやし」「蚤のかっぽれ」「反魂香」「半分雪」「僕は廃品回収業(浮かれの屑よりの現代版。NHK出演の際は『リサイクルマン』でやっていた)」「元犬」     

「高台寺」。

「樟脳玉」「ぞろぞろ」「道灌」

「どじょう丁稚」。

新作(35席)

「後家の本心」(チェーホフ作「熊」の落語化)

「雨乞い源兵衛」「ヴィオロンの嘆き」「産湯狐」「鬼籍の人」「源氏のような恋をして」「太兵衛餅」「次の節季」「どろぶん」「ハカバの女(ひと)」「ハモニカ伝来」「琵琶仙人」「無礼なお礼」「マンドリーム」「めーるの飛脚」「幽霊(ゆうれん)の辻」「弓流し」「弱気の医者」「ラスト・ソング」「A型盗人」

「壺幽霊」。

「家の妖怪」「闇の粒」  

「朝抹茶」「縄文さん」「埴輪盗人」。

「将棋の飛脚」「幽霊茶屋」。

「恨みくじ」。

「うつつの人」。

「真二つ」「目玉」  

「羽衣」

「内緒屋」「幽霊札」

番外

青菜:「繁昌亭ライブシリーズ」に収録されている。

欠伸の稽古:通常の上方版と違い「寄席の欠伸」というのがある。

足上がり:「落語はなるべく年代などを特定しないほうが良いのだが、このネタは50銭玉にギザギザがあって、穴の空いていない硬貨が1銭と50銭しか無かったという設定なので、何年~何年に特定される」と前置きしたことがある。

愛宕山:土器投げ(かわらけなげ)を体験した結果。風切のためにかじるというのは意味がないと知り、割愛している。

2014年9月1日現在。

メールマガジン「九雀通信」(2012年5月28日発行)で「持ちネタ総入れ替え」を発表した後に、ネタ下ろししたもの。かなりのハイペースでのネタおろしが続いている。

1「淀の鯉(作・中川清=桂米朝)」、2「慶応三年(作・正岡容)」。3「金明竹」、4「転宅」、5「風呂敷」、6「蛸芝居」、7「走り井餅(脚色・小佐田定雄)」、8「質屋芝居」、9「帯久」、10「手紙無筆」、

11「深山隠れ(脚色・小佐田定雄)」、12「目指せ!落語作家(作・谷衛)」、13「仏師屋盗人」、14「辻占茶屋」、15「遊山船」、16「鯨医者(作・小佐田定雄)」、17「味噌蔵(脚色・小佐田定雄)」、18「持参金」、19「茶漬えんま(作・小佐田定雄)」、20「吹奏楽落語・新出意本忠臣蔵(作・小佐田定雄)」、

21「山号寺号(脚色・小佐田定雄。第一期持ちネタに入っているが、30年間やっていないので第二期に入れると本人談)」、22「本能寺」23「高倉狐」、24「短命」、25「猫と金魚」、26「土橋万歳」、27「見舞い酒(作・小佐田定雄)」、28「御神酒徳利」、29「秀吉の猿」、30「胴斬り」、

31「天狗刺し」、32「莨道成寺(作・中川清=桂米朝)」、33「死神」、34「茶の湯」、35「道灌」(第1期くまざわあかね改作と同一か否か不明)、36「鉄砲勇助」、37「筆まめ間男」、38「茶漬幽霊」、39「天災」、

40「真田小僧」、41「野晒し」、42「ぜんざい公社」、43「豆屋」、44「ながたん息子」、45「紙入れ」、46「しの字丁稚」、47「大工調べ」、48「壺算」、49「祝いの壺」、50「口合小町」

下座の三味線は、ひと頃よく起用していた高橋まき(妻)と浅野美希が「充分育ったので、次を育てる」(本人談)という理由で佐々木千華を重用していた。 しかし、妻である高橋まきに岡野鏡と言う弟子ができたため、この師弟の二挺での落語会が多くなる模様。 もともと少し大きめの会場では、三味線を二挺にするなどのこだわりがあったことと、若手育成、二つの目的があると思われる。

笛・鳴物は長男・青空が担当していたが、現在はやっていない。

(定期継続中)

(終了分)

若手の頃から小劇場の演劇に出演しており「年間12本出たこともある」と言う。 しかし40歳を過ぎた頃から演劇から遠ざかった。

「桂九雀で田中啓文こともあろうに内藤裕敬」 2012年12月28日~30日。ウイングフィールド(大阪市)で突如演劇活動を再開。 田中の小説「笑酔亭梅寿謎解噺」を内藤裕敬(南河内万歳一座)が脚色・演出。九雀が主演した。 九雀によると、兵庫芸術劇場で見た「柳家三三で北村薫」がきっかけであったという。 長たらしいタイトルはこれを下敷きにしたもの。

「寿歌Ⅳリーディング」 北村想の寿歌シリーズの完結編のリーディング公演で「ゲサク」役をつとめた。 九雀によると若い頃に見た「寿歌」に感銘を受けた。まさかその寿歌に関われる日が来るとは夢にも思わなかったとのこと。 2013年 10月26日(土)~27日(日)AI HALL(伊丹市)。 11月1日(金)~2日(土)七ツ寺共同スタジオ(名古屋市)

「受賞歴を書き連ねるほど恥ずかしいことはない」と発言しており、落語会主催者にも「受賞歴は載せないでほしい」と申し出ている。 但し高座で本人が「そない言うたら、ぎょうさん賞を貰たように思いまっしゃろ」と茶化している。

以下の落語教室で指導をしていたが、2014年3月をもって全て辞した。 今は自宅稽古。あるいは数人のサークルに招かれた場合に限り指導をしている。

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