柳田理科雄の出身高校

柳田理科雄 作家

柳田理科雄卒業高校
鶴丸高校 偏差値 鹿児島県高校偏差値ランキング
作家ランキング
84位 / 702人中 作家別偏差値ランキング
性別
男性
生年月日
1961年6月21日生まれ

柳田 理科雄(やなぎた りかお、1961年6月21日 - )は、日本の作家、漫画原作者、ラジオパーソナリティ、明治大学理工学部兼任講師。有限会社「空想科学研究所」主任研究員。

鹿児島県熊毛郡南種子町出身。父は、南種子町長を2007年まで4期16年務めた柳田長谷男。「理科雄」はペンネームではなく本名であり、当時世界初の宇宙飛行に成功したユーリイ・ガガーリンに影響された父の「これからは科学の時代だ」という考えから名付けられたものであるという。

幼少の頃より科学者を志し、鹿児島県立鶴丸高等学校を経て京都大学理学部を受験するも失敗する。その後、1年浪人して東京大学理科一類に合格する。当初は宇宙への強い関心から宇宙物理学を専攻するつもりだったが、在学中に学習塾講師のアルバイトを始めて以来、その仕事の魅力に取り付かれてしまい、自ら学習塾を立ち上げることを決意して、大学を中退。個人経営の学習塾『天下無敵塾』を開校するが、思うように生徒が集まらず、経営難に陥る。そのような状態の中で、塾の財政を立て直す資金を作るために、アニメや特撮作品の描写を科学的に考察する『空想科学読本』を発表し、ベストセラーとなった。しかし、経営していた塾は、その印税が入るまでもたず、閉鎖されてしまった。その後、全国チェーンの学習塾の教師などを経て、専業作家となった。現在[いつ?]の肩書きは「空想科学研究所主任研究員」となっている。ちなみに、彼の担当編集者で「空想科学研究所」の代表取締役でもある近藤隆史は、中学時代からの友人である。

執筆活動の傍ら、明治大学で非常勤として教鞭を執っているが、大学を中退してしまった過去から、かなりやりがいのある仕事であると著書の中で語っている。講義では、ウルトラマンと怪獣の取っ組み合いのシーンから衝突時に発生するエネルギーの算出などをテーマとする。

本人の弁によると、これまでの人生で酒に費やした総額は1千万円を超えるという酒好き。また、仕事の都合で1990年から1年間中華人民共和国に滞在していた時期には「今日本のプロレス界はどうなっているか」と気が気ではなかったというほど、無類のプロレス好きでもある。

プロ野球は埼玉西武ライオンズのファンであり、本人いわく九州出身という事もあって前身の西鉄ライオンズ時代から応援しているという。

学生時代から非常に交友範囲が広く、著書の執筆の際にはたびたび親類縁者や学生時代の友人またはその知人などに取材協力を依頼している。場合によっては著書の中で友人や取材協力者を実名入りで紹介することもある。

柳田以前にもSF作品に対し科学的に考察した本は多数出版されていたが、子供向けの作品を中心に、劇中描写(作品の設定はあまり省みない)に対して科学的な考証を混ぜつつ独自の仮説を展開、笑える結論を導き出すスタイルが受けた。『空想科学読本』については、2015年4月に最新巻である『空想科学読本16』までが発売されている。

他に空想科学シリーズとして、漫画のヒトコマに注目しその描写を科学的に考察する『空想科学漫画読本』や、SFを中心とした実写映画の描写を科学的に考察する『空想科学映画読本』、昔話の内容を科学的に考察する『空想科学日本昔話読本』などを発表している。出版元のメディアファクトリーによれば、空想科学読本1から4までの累計が200万部以上と発表されている。また空想科学シリーズ全体では、空想日本昔話読本出版時の宣伝文によれば、累計300万部とされている。

このほか漫画、小説の原作者としても複数の著作を持っており、事象について「科学的に考察する」ことが作品における重大なテーマになっている。

他に空想科学を冠としたラジオ番組のパーソナリティや、『侍ジャイアンツ』再放送における各種魔球の科学的解説など、マスメディアにおいても活動している。

作品や考察の手法に対しては、作品設定の認識から物理法則の適用まで大小さまざまな間違いが含まれていることが、山本弘らによって指摘されている(例:ロケット推進の原理。ロケットパンチの「光子力ロケット」を光子ロケットと混同してる、など)。山本弘による批判は1冊の書籍となり『こんなにヘンだぞ!空想科学読本』と題して発行されている。

科学的な考察の間違いや作品設定の誤認の他、「子どもの夢を壊すような研究をしてどうする」といった意見もあり、評価は分かれる。柳田自身は『ウルトラマン』視聴時にその特撮シーンがとても作りものだと信じられなかったような少年であり、「漫画の世界を否定したいのではなく、実際にやったら、どうなるんだろう? という興味を抑え切れない」や、「空想科学を現実で行うのは大変なこと。科学的に有り得ない物事を考え付くのが人間の空想力の素晴らしいところである」と述べている。複数回にわたって取り上げている『マジンガーZ』も、再放送を毎回正座して視聴するほど好きだったとも書いている。

間違いについては本人も気にしており、読者の指摘などを元に再版時や文庫化など機会があるごとに訂正が行われ、注釈やあとがきなどで謝罪を行っている。

批判の一方で、理科嫌いの子供に科学への興味を惹起させる効果を評価する向きもあり、『全国こども電話相談室』回答者、インパク中部電力出展の監修者、産総研子ども向け科学講座の講師などに選ばれているほか、高校・高専の図書館向けに『空想科学 図書館通信』のFAX送信も行っている。

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