小林信彦(こばやしのぶひこ、1932年12月12日 - )は、小説家、評論家、コラムニストである。筆名は中原弓彦。筆名を作ったのは、小林が正業につかないのを親戚から嫌われていたからであるという。ウィリアム・C・フラナガン名義の作品もある。また1958年、失業中に書いた「消えた動機」という推理短篇が江戸川乱歩時代の『宝石』誌1959年2月号に掲載され、のち三木洋(処女長篇『虚栄の市』の登場人物の一人と同名)という変名のもとにテレビ化および映画化(山田洋次監督『九ちゃんのでっかい夢』)されたことがある。東京市日本橋区米沢町2-5(のちの東京市日本橋区両国18-5、現在の東京都中央区 (東京都) 中央区東日本橋2-18-5)に生まれる。江戸時代から九代続いた老舗和菓子屋「立花屋」の長男。落語に淫して育つ。慶應義塾幼稚舎を受験したが失敗し、日本橋区立千代田小学校(のち国民学校と改称)に入学。1944年8月、千代田国民学校在学中に埼玉県入間郡名栗村(現在の飯能市)へ集団疎開。疎開先でいじめに遭い、この時の悲惨な体験は、後に純文学長篇『冬の神話』となって実を結んだ。小説『東京少年』(2005年)もこの時の体験を扱っている。戦争末期に、担任教師から将来の希望を問われ「小説家になりたいであります」と答えた。
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