今川泰宏の出身高校

今川泰宏 脚本家

今川泰宏卒業高校
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14位 / 125人中 脚本家別偏差値ランキング
性別
男性
生年月日
1961年7月24日生まれ

今川 泰宏(いまがわ やすひろ、1961年7月24日 - )はアニメーション監督、映画監督、演出家、脚本家、放送作家。大阪府出身。

子供の頃『鉄人28号』と『ガロ』を好む少年だった。中学生の頃、マンネリを感じたためアニメから離れ、『ロッキー・ホラー・ショー』のファンになる。同作の「夢を見ずに、夢になろう」というセリフを座右の銘にした。

地元の明星高等学校入学後、『くじらのホセフィーナ』に感動してアニメーターを志し、高校卒業後に上京。タツノコプロ系の新人アニメーター養成機関、タツノコアニメ研究所で研修を受ける。しかし、隣に座っていた飯田史雄の絵を見て自身にアニメーターの適性がないと判断。研修1日目にして演出家への転身を志望し、偶然出会ったアニメ演出家笹川ひろしに直訴して、笹川ひろし事務所へ参加する。その直後、笹川が演出を務めた手塚治虫の『24時間テレビ』のスペシャルアニメ『ブレーメン4 地獄の中の天使たち』(1981年)の演出補佐としてデビュー。同年『ヤットデタマン』にも参加する。なお、『ヤットデタマン』の劇中には「家具屋の一人息子の今川君」という今川をモデルとしたキャラクターが登場した。

1982年の『戦闘メカ ザブングル』よりフリーになる。頭角を現したのは『聖戦士ダンバイン』(1983年)の37話「ハイパー・ジェリル」で、主人公達の搭乗する巨大ロボットがパイロットのエネルギーが暴走したことが原因で巨大化する現象「ハイパー化」が登場してアニメ雑誌で話題となった。この表現の発想をしたのはその回の絵コンテと演出を担当した今川である。

以後、日本サンライズの富野由悠季監督作品『重戦機エルガイム』『機動戦士Ζガンダム』の両ロボットアニメで絵コンテと演出を継続するが、『機動戦士Ζガンダム』の途中で降板した。

「これまでメカもの一辺倒だったため、幅を広げたいということ」という理由で、スタジオディーンが実制作を行っていたシンエイ動画の藤子不二雄アニメ『プロゴルファー猿』に参加。1985年から1987年に渡って絵コンテと演出を担当し、そのダイナミックな演出が『聖戦士ダンバイン』以来の注目を浴びた。

『プロゴルファー猿』終了後はサンライズに戻り1987年に料理対決アニメ『ミスター味っ子』の監督に就任、これが監督デビューとなる。『ミスター味っ子』では試食した審査員があまりの美味さに巨大化したり変身したり、或いは目から光線を放ったりと豪放で奇天烈な表現を繰り広げた。好評を博し当初半年の放送予定が延長を重ねて、2年間の長期シリーズとなった。同作で第6回日本アニメ大賞アトム賞を受賞している。

1992年に自身もファンである横山光輝のSF作品のアニメ化を手掛ける。製作に足掛け6年を費やし『ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日』(1992~1998年)を完成させた。

1994年にガンダムシリーズとしては初めて宇宙世紀以外の時代を舞台にした作品『機動武闘伝Gガンダム』の総監督を務める。本作は従来の「ガンダム」のイメージとは一線を画すものであり、これは前番組の『機動戦士Vガンダム』のおもちゃが営業不振による路線変換で、それまでテレビシリーズのガンダム作品の監督を務めていた富野がサンライズ経営陣に「ガンダムをやるならプロレスをやるように」と言って、今川を推薦し、サンライズ側もどうせ路線変更するならパワフルな演出でと準備中の『天空のエスカフローネ』の監督に内定していた今川に監督が決定した。当初はガンダムファンから反発を受けたものの、これまで同様の派手で仰々しい今川演出が評価され人気作となった。

1998年には『真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日』の監督を務めると一時的に告知されたが、『月刊ニュータイプ』誌の1998年8月号で降板が伝えられ、実際の本編での記載はない。そのため、本作品に今川が本当にタッチしたのかは不明。『真マジンガー 衝撃! Z編』のデザイナーコラムでは、野中剛により「ゲッターロボGもブラックオックスも、今川カントクの手にかかれば瞬時に大量産化が可能です」という第1話の内容を指すような発言がなされている。

ロボットアニメーションを初めとした濃い作品を中心に手がけていた今川にとっては珍しいジャンルとなるラブコメディ作品『七人のナナ』(2002年)の監督を務める。男性キャラクターが作中の多くを占める今川作品にして、今回は女性キャラクターが中心となっており、水樹奈々を初めとした、当時デビューして間もない若手女性声優などが多く起用された。その後、第一線で活躍するようになった者も少なくない。同時に今川作品の常連となっている声優も、随所にキャスティングされた。

『鉄人28号』(2004年)を制作、従来の自分の持ち味を全面に押し出し、インパクト十分な表現とマニアックなこだわりに満ちた作品に仕上げた。しかし、『鉄人28号』の企画段階の際、キングレコードのプロデューサー・大月俊倫から言い渡された予算やカット数では、自身が理想とするロボットアニメで必要なカット数である400に到底足りず、26話分も制作できないと考えて監督を降りようと考えたこともあるなどと、大学の特別講義に登壇した際にこぼしている。結局オファー通り監督となり、生前の横山に本来の原作通りの鉄人(鉄人が溶鉱炉に溶かされてしまう結末)をやらせてほしいといった主旨の話を出し、それを実現させた。しかし、監督就任が決まってからも制作方針はコロコロ変わったという。村雨一家に拳銃を突きつけたと見せかけて、実はバナナで脅していたというシーンは、テレビ局に対する配慮から生まれたものである。

『鉄人28号』以降、脚本家としてよくパルムスタジオ製作のアニメーションに携わっている。監督として腕を振るうより脚本家として活躍する機会が増え、それらの作品では今川がよく起用する声優がキャスティングされているのも特徴である。2007年には『鉄人28号』の劇場版『鉄人28号 白昼の残月』の監督を務めた。本作品は今川が初めて手がける映画作品である。プロデューサー曰く「(今川にとって)初めての映画作品とあって、相当張り切っている」と語っていた。

『真マジンガー 衝撃! Z編 on television』でバンダイビジュアル作品へ久々に回帰。『鉄人28号』以来5年振りのロボットアニメ作品のテレビシリーズ監督を務めた。原作のマジンガーZに限らず、永井豪作品から多くのキャラクターを引用するという、ジャイアントロボでも行ったスターシステムを扱った作劇がなされた。その後、桜多吾作の作品からも一部登場させるなど、引用は幅広いものとなっていった。

巨大ロボット相手に立ち回る超人が登場することが特徴的であり、時には巨大ロボットを圧倒し、破壊に至ることもある。場合によってはロボットアニメーションでありながら、物語の都合上(強大な力を持つ故に封印、敵の策を読んで、あえて本拠地を守るために出撃を許可しない、など)主役のロボットが戦闘を一切行わず、出撃までの道のりに時間を割くこともある。超人達が登場する場合は、逆にその活躍に比重が置かれる回も存在する。

これに関連して、「罪と罰」というテーマもよく用いられる。特にこれはGガンダムの劇中BGMタイトル、鉄人28号の最終話のサブタイトル、ジャイアントロボエピソード6の副題など、直接的に使用されている。

原作を下地に置かず自身で構成した独自の脚本においては、『鉄人28号』の敷島博士、『ジャイアントロボ』の呉学人の台詞など、科学者や知識人のキャラクターの長台詞には、「そう!」と後文を強調する文句や、「たしかに~ですが」「まさか」「そんな」などのもったいぶった台詞が多用される。そして、その受けは大抵「まあいい…」と更に結論を先送りにするもので、ドラマを引っ張ることが多い。

トレッキーでもあるため『スタートレック』の吹き替え声優を多く起用している。

以下、声優と今川泰宏監督作品での役名。

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