田知本遥の出身高校

田知本遥 スポーツ選手

田知本遥卒業高校
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スポーツ選手ランキング
1416位 / 2530人中 スポーツ選手別偏差値ランキング
性別
女性
生年月日
1990年8月3日生まれ
血液型
A型

田知本 遥(たちもと はるか、1990年8月3日 - )は、富山県射水市出身の、日本人の女子柔道選手である。階級は70キロ級。得意技は大外刈、寝技。組み手は左組み。段位は参段。血液型はA型。姉は78kg超級で活躍している田知本愛。現在は綜合警備保障に所属している。

小学校2年の時に柔道を始めた。 小杉中学時代から全国大会で上位に入る活躍を続けるが、1つ年上のライバルである上野巴恵になかなか勝てず、個人戦では小杉高校3年の時にようやく全国優勝を果たした。しかし、団体戦では高校1年の時に2つ年上の姉とともにすでに全国優勝を果たしている。なお団体戦では連覇した。

国際大会では高校1年と2年の時にシニアのベルギー国際を連覇している。特に高2の時にはロンダ・ラウジーやヤレニス・カスティージョといった、世界で実績のある強豪から一本を取る活躍を示した。ライバルの上野には2009年のワールドカップ・ウィーンでようやく勝利した。 さらに、世界ジュニアでは2連覇を果たして、ジュニアでは圧倒的な強さを示した。

2010年には5月のグランプリ・チュニスで優勝を果たすと、続く10月のグランプリ・ロッテルダムでも優勝した。

12月のグランドスラム・東京では決勝でオランダのエディス・ボッシュを指導2で破り、78kg超級で優勝した姉の愛ともども、2008年の世界ジュニアに続く国際大会での姉妹優勝を果たした。

2011年8月には世界選手権に出場するものの3回戦で敗れた。 10月のグランプリ・アブダビでは優勝を飾った。 12月のグランドスラム・東京準決勝では上野に指導2で敗れて3位に終わった。

2012年1月にはワールドマスターズに出場するが、準決勝でリュシ・ドコスに背負投で技ありを取られて3位に終わった。 2月にはグランドスラム・パリに出場して、準決勝で國原頼子から内股で一本勝ちすると、決勝では地元のドコスを2-1の判定ながら破って、78kg超級で優勝した姉の愛ともども姉妹優勝を果たした。5月の選抜体重別では決勝で環太平洋大学のヌンイラ華蓮を指導2で破り初優勝を飾ってロンドンオリンピック代表に選出された。7月のロンドンオリンピックでは準々決勝で中国の陳飛と対戦して、先に有効2つを取りながら相手の巻き込み技で左肘を負傷すると、その後立て続けに有効2つを取り返されてポイントで並ばれ旗判定となり0-3で敗れた。敗者復活戦でもボッシュに指導2で敗れて7位に終わり、メダルを獲得できずに終わった。

2013年4月からは綜合警備保障所属となった。5月の体重別では初戦で敗れたが、実績で世界選手権代表に選ばれた。8月の世界選手権では初戦でキューバのオニックス・コルテスと対戦するが、指導3で優勢負けした。一方、団体戦では優勝を飾った。

2014年2月のグランドスラム・パリでは3位だった。4月の選抜体重別では初戦で敗れたものの、6月には世界団体のメンバーに追加で選出された。世界団体では3位だった。11月の講道館杯では決勝で三井住友海上の新井千鶴をGSに入ってから指導2で破って、今大会初優勝を果たした。12月のグランドスラム・東京では決勝でフランスのジブリズ・エマヌに指導2で敗れて2位にとどまった。

2015年4月の体重別では決勝で新井を指導2で破って、78kg超級で優勝した姉の愛とアベック優勝を果たすも、世界選手権代表には最近の国際大会での結果を勘案されて選出されなかった。7月のグランドスラム・チュメニ では決勝でイスラエルのリンダ・ボルダーを内股で破って優勝を飾った。この際に次のように語った。「やったーって感じ。今大会は世界選手権だと思って万全を期して臨んだ。その結果今年はまだ負けなしなのが凄く嬉しい。リオデジャネイロオリンピックは私にとって最大の目標。今大会勝てたので、これからも国際大会に使ってもらえると思います。」。10月のグランドスラム・パリでは準々決勝でオランダのキム・ポリングを技ありで破るなどして決勝に進むと、ドイツのラウラ・ヴァルガス=コッホを大外刈で破って優勝を果たした。

IJF世界ランキングは1450ポイント獲得で、8位に付ける(15/11/30現在)。

2015年2月にはグランプリ・デュッセルドルフに出場する予定だったが、デュッセルドルフに着くと風邪の症状が見られたために、同じ症状で普段から仲の良い78kg級の緒方亜香里が使用していた市販の風邪薬を緒方に勧められて服用した。薬はプラスチックの携帯ケースに入れられていたために市販薬とは分からない状態だったものの、「緒方のことだから、問題ないことを確認した上で持っていると安心して飲んだ」という。しかし、その後心配となって緒方に確認を取ると、緒方がこの薬についてインターネットで調べてみた。すると、この薬にはドーピング規定に違反する物質メチルエフェドリンが含まれていることが判り、コーチ陣に報告した。かくして、ドーピング違反を避けるために大会への出場を見合わせることになった。その後、両者は試合を見学することなく強制送還された。市販薬を使わないのはアスリートの常識とされており、本来ならチームドクターが管理する風邪薬を服用しなければならないところだった。各選手には全柔連から事前に服用可能な薬一式を渡されていたにもかかわらず、両選手ともそちらの使用を怠った。全柔連では体重超過などにより大会への出場が果たせなかった選手に対して強化指定選手から除外する措置を講じてきたため、今回のケースでもその処分が適用される可能性があるという。全日本女子代表監督の南條充寿は「強化選手としての義務を怠った」「公費(を含む強化費)で派遣されている以上、ペナルティーが与えられてしかるべきだ」として、両選手に対する強化指定選手の除外を1年以上科す可能性を示唆した。しかしながら、3月の強化委員会で両者に対して実質的には“おとがめなし”となる警告、監督の南條及び代表コーチ5名と両者の所属先の監督2名には注意処分を科すにとどめることとなった。今回のケースは実際にドーピング違反をしたわけではなく、自己申告により出場を取りやめた「法令・規定違反行為」にあたるとして警告扱いとした。「2人の処分は軽い」との意見も出されたが、最終的には強化委員39名のうち38名がこのレベルの処分を妥当だと見なした。なお、海外遠征の際に男子選手には「現在使用している薬をすべて申告」させているが、女子選手には「違反する薬を持っているなら提出」するだけの状況だった。強化副委員長の増地千代里は「故意か過失かという議論になった。体重超過は故意。今回は過失という見解」だと述べた。全柔連副会長の山下泰裕も「計量失敗は自己管理不足。今回は知識不足の過失。我々の中では全然重さが違う」と柔道界の論理を振りかざして今回の処分の妥当性を主張した。なお、田知本の大学時代の指導者でもあった山下が、実質上“おとがめなし”とも言える今回の決定に何らかの影響力を及ぼしたのではないかと見る向きもある。さらには、田知本の所属会社が全柔連絡みの大会の協賛ともなっている関係から、財政的側面を考慮したのではないかと指摘する声もある。また、とある強化委員は今大会がグランプリ大会だったからこそ“温情裁定”となったものの、これがオリンピックや世界選手権だったら警告では済まされなかったとの見解を示した。

姉の愛とはよくケンカをするが、大会前にケンカをすると良い成績を残すという。

(2015年12月現在)

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