松井裕樹の出身高校

松井裕樹 プロ野球選手

松井裕樹卒業高校
桐光学園高校 偏差値 神奈川県高校偏差値ランキング
プロ野球選手ランキング
233位 / 4783人中 プロ野球選手別偏差値ランキング
性別
男性
生年月日
1995年10月30日生まれ

松井 裕樹(まつい ゆうき、1995年10月30日 - )は、東北楽天ゴールデンイーグルスに所属するプロ野球選手(投手)。

神奈川県横浜市出身。名前の裕樹は、「松」の「樹」に豊か(「裕」)に葉っぱがつくようにという由来による。小学校2年生から野球を始め「元石川サンダーボルト」に所属、6年生の時にファンであった横浜ベイスターズジュニアで12球団ジュニアトーナメントに出場した。中学時代は「青葉緑東シニア」に所属し、3年時に全国大会で優勝を果たした。

山内中学校より桐光学園高校へ進学し、1年秋からエースを務める。1年の冬には走り込みと投げ込みで下半身強化に取り組んだ。2年夏の神奈川大会準々決勝では前年まで3季連続優勝の横浜高校から11奪三振を奪い、決勝戦では桐蔭学園から15三振を奪い、チームは5年ぶりに甲子園出場を決めた。

第94回全国高等学校野球選手権大会1回戦の対今治西高校戦では大会史上最多の10連続奪三振と1試合22奪三振を記録。ウイニングボールは、記録翌日の8月10日から甲子園歴史館に展示されることとなった。2回戦の常総学院戦でも19奪三振をあげて2試合で41奪三振、これまで板東英二が持っていた2試合計での最多奪三振記録を更新した。2試合連続の毎回奪三振は、2000年の選手権大会で坂元弥太郎が記録して以来、史上5度目のことであった。3回戦の対浦添商業高校戦では相手は打席で投手よりに立ち、ソフトボールのようなノーステップ打法を取り入れてきたことから3回二死まで三振がなく1回戦から続いた毎回奪三振は途切れたが、8回から6連続三振に取るなどで最終的に12奪三振を記録。前日にスーパー銭湯での温冷交代浴や、酸素カプセルの使用、マッサージなどを行い臨んだ準々決勝の対光星学院戦でも15奪三振を奪ったが、両チーム無失点で迎えた8回に田村龍弘と北條史也に連打され3失点し敗退する。大会通算成績は36イニングを投げ防御率2.25、奪三振率17.00。1大会通算68奪三振は夏の甲子園では歴代3位の記録であり、左腕投手としては2005年に辻内崇伸が記録した65奪三振を更新し1大会での史上最多記録となった。

秋の神奈川大会では準々決勝の対平塚学園戦で9回を2安打2失点12奪三振を記録するも敗退し、翌年の選抜大会出場は逃す。プロ野球の複数球団から翌年のドラフト1巡目指名候補に挙げられたが、2年時1月に行われた公開練習の記者会見で進路については未定と答えた。2年冬は走り込みやウエイトトレーニングを増やし下半身の強化に取り組む。3年春にはスライダーを使用しない投球やチェンジアップの精度向上にも取り組み、7月には浦和学院との練習試合で9回を1安打無失点、18奪三振、無四球の快投を見せる。

3年夏の神奈川大会では、準々決勝の対横浜高校戦で淺間大基、高濱祐仁から本塁打を浴び、8回を8安打3失点、10奪三振、自己最速の149km/hを記録する投球を見せるも敗退。横浜のコーチの小倉清一郎によると、横浜はスライダーの見極め対策や球威対策に取り組み、さらに配球の偏りや投球フォームの崩れ、クイックモーションでの投球を分析して試合に臨んでいたという。8月には第26回AAA世界野球選手権大会日本代表に選出され、予選1次ラウンドの台湾戦、予選2次ラウンドの韓国戦、決勝のアメリカ戦で先発。9月27日にプロ志望届を提出することを表明。

2013年10月24日に行われたドラフト会議では当年度最多となる5球団(東北楽天ゴールデンイーグルス、中日ドラゴンズ、福岡ソフトバンクホークス、横浜DeNAベイスターズ、北海道日本ハムファイターズ)が1位指名で競合し、抽選の結果楽天が交渉権を獲得した。11月28日に契約交渉を行い、契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1500万円(金額は推定)で仮契約した。背番号は「自分の野球の原点は高校野球にある。そこで長くつけさせてもらった背番号でスタートしたいと思ったからです」という本人の希望で1に決まった。

オーバースローから最速150km/h[55]のストレートと数種類のスライダー、チェンジアップ、カーブ、スプリット、カットボールを持ち球とし、「消える」と言われるほど曲がりが大きい縦のスライダーを武器に三振を奪う。

スライダーは高校1年時に「カウントを取る速い変化球がほしい」と独学で握りを研究し習得し、手首に当たるとボールの縫い目の痕がつくほどのキレを誇る。工藤公康は松井の奪三振数が多い理由として、「右肩が開き始めてからも左腕がなかなか出て来ず、ボールの出所が見づらい」、「軌道が直球とスライダーの軌道が同じなので見分けが難しく、直球だと思ってバットを振ってしまう」、「ボールの回転数が多いため、打者の手元で急に曲がるように見える」の三点を挙げている[56]。楽天の捕手である嶋基宏は、松井の投球を田中将大と比較したうえで、「スライダーについても一級品です。田中の得意球は鋭く大きく曲がるスライダーでした。一方、松井のスライダーは、打者の手元にきてスピードが増し、タテに鋭く落ちます。ふたりのスライダーは、まったく別ものです。特に松井のスライダーはあまり受けたことのないボール。楽天でこんなボールを投げる投手はいません」[57]と語っている。

高校時代には驚異的な奪三振率を記録した松井だが、本人は「三振にはこだわっていない。自分は勝てるピッチャーになりたい。球数が多くなると、どうしても勝ちには近づきにくい」と語っている[58]。

プロ1年目の公式戦では、チェンジアップやスライダーで三振を奪っているものの、前述のように初登板から制球難を露呈。投球の際に踏み出した右足が突っ張りすぎて体重が後ろに残る影響で、投げた球がストライクゾーンを大きく外れるシーンがたびたび見られた。二軍調整前最後の登板になった西武戦でのストライク率が54.3%にとどまったこともあって、星野は試合後に「ストライクが入るようになるまで(一軍には戻さない)」と述べている[59]。もっとも、二軍調整中には、イースタン・リーグ公式戦6試合の登板で防御率0.89を記録[60]。さらに、星野の病気休養を機に監督代行へ就任した一軍投手コーチ・佐藤義則からは、制球力の向上を認められている[61]。

愛称は「まっちゃん」。この愛称は2014年の春季キャンプ開幕に際し、同じ松井姓である松井稼頭央が「(松井裕樹のことを)『松井』と呼ぶと、間違えて俺が振り向いてしまいそうになるので、(松井裕樹の)愛称を考えてほしい」と要望したのをきっかけに、チーム内で決まったものである[62]。

先発登板時は験担ぎとしてブルペンでの投球練習を18球と決めている[63]。

中学時代のシニアでのチームメイトによると、「声が大きくて、ワイワイやるのが大好きでしたけど、みんなの中心にいるというタイプじゃない。輪の外側で、みんなを盛り上げることが多かった」という[64]。

目標とする投手は杉内俊哉[65]。プロ入り後に対戦したい打者としては、内川聖一の名を挙げている[66]。

好きな芸能人は武井咲。好きな音楽はケツメイシやコブクロなど。

なお、2015WBSCプレミア12では選出されていた内川の背番号が1ということもあり、10番を使用

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